Molecular Science第11巻の道案内

WebジャーナルMolecular Scienceの第11巻が電子公開となりましたことをお知らせいたします。第11巻は、Award Accounts 4報、Review 2報の計6報で、すべてフリーアクセスでご覧いただけます。Award Accountsでは、江波進一博士には「新規質量分析法を用いた不均一ラジカル反応機構の研究」を、角山寛規博士には「ナノクラスターの物質科学に向けた精密大量合成手法の開発」を、須田理行博士には「強相関電子系分子性導体を用いた新奇相転移型デバイスの開発」を、山崎優一博士には「多次元電子分光による分子軌道イメージング」を、ご紹介いただきました。

Reviewの2記事では、理化学研究所の杉田有治博士、優乙石博士、Michael Feig博士には、「細胞環境における生体分子ダイナミクスのシミュレーション」についてご寄稿いただき、また仙台高等専門学校校長・東北大学名誉教授の福村裕史博士には、「時間および空間分解の測定法開発において考えてきたこと」をご執筆いただきました。

以上簡単な道案内ですが、是非記事をご覧いただければ幸いです。分子科学の魅力を、分野外の方にも感じていただけるよう、Article, Award Accounts, Reviewは科学技術振興機構のJ-STAGEにオープンアクセスで掲載しております。今後とも、Molecular Scienceをご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2017年8月31日
分子科学会学会誌
Molecular Science
編集委員長 立川 仁典