Molecular Science第12巻の道案内

WebジャーナルMolecular Scienceの第12巻が電子公開となりましたことをお知らせいたします。第12巻は、Award Accounts 4報、Review 2報の計6報で、すべてフリーアクセスでご覧いただけます。Award Accountsでは、長坂将成博士には「軟X線吸収分光法による液体と液液界面のオペランド観測」を、堀尾琢哉博士には「真空紫外極短パルスによる時間分解光電子イメージング」を、山田剛司博士には「有機超薄膜の非占有準位・分光イメージングとナノスケール構造観察」を、重藤真介博士には「複雑分子系の挙動に迫る時空間分解振動分光研究」を、ご紹介いただきました。

Reviewの2記事では、首都大学東京の城丸春夫博士には、「再帰けい光放出による分子イオンの冷却」についてご寄稿いただき、また北里大学の石川春樹博士には、「微視的水素結合ネットワークにおける温度効果に対する気相分子クラスター研究からのアプローチ」をご執筆いただきました。

以上簡単な道案内ですが、是非記事をご覧いただければ幸いです。分子科学の魅力を、分野外の方にも感じていただけるよう、Article, Award Accounts, Reviewは科学技術振興機構のJ-STAGEにオープンアクセスで掲載しております。今後とも、Molecular Scienceをご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2018年8月27日
分子科学会学会誌
Molecular Science
編集委員長 立川 仁典