Molecular Science第7巻の道案内

WebジャーナルMolecular Scienceの第7巻が電子公開となりましたことをお知らせいたします。第7巻は、Award Accounts6報、Review2報の計8報で、すべてフリーアクセスでご覧いただけます。

Award Accountsでは、木口学博士には「単一分子接合の新規物性探索」を、吉川浩史博士には「固体電気化学を基盤とした分子クラスターの機能開拓」を、渡邊昇博士には「X線及び電子線散乱を用いた分子内電子運動と電子励起ダイナミクスの研究」を、重田育照博士には「キュミュラント動力学:ゆらぎをあらわに取り扱う動力学理論」を、根岸雄一博士には「安定かつ高機能なナノ物質の創製を目指して:魔法数金クラスターの高機能化」を、二本柳聡史博士には「ヘテロダイン検出和周波発生分光法による界面水の構造とダイナミクスの研究」をご紹介いただきました。

Reviewの2記事では、京都大学大学院理学研究科の寺嶋正秀博士に、「揺らぎと反応の生体分子科学」についてご寄稿いただきました。また分子科学研究所の冨宅喜代一博士には、「微視的溶媒和と気相クラスターの化学:孤立分子と溶液との橋渡し」をご執筆いただきました。

以上簡単な道案内ですが、是非記事をご覧いただければ幸いです。分子科学の魅力を、分野外の方にも感じていただけるよう、Award Accounts、Reviewは科学技術振興機構のj-stageにオープンアクセスで掲載しております。今後も、Molecular Scienceをご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2013年9月1日
編集委員長 真船文隆