********************************************************************* [分子科学会速報21-004] 学術変革 次世代アストロケミストリー 紹介 ********************************************************************* 速報発信者:田沼肇(東京都立大学理学部物理学科) 学術変革 次世代アストロケミストリー 紹介 分子科学会会員の皆様、 #重複して受け取られる方はご容赦ください。 昨年末お知らせの通り、今年度より学術変革領域研究(A) 次世代アストロケミストリー:素過程理解に基づく学理の再構築 (下記参照、領域ホームページ:https://next-astrochem.com ) が立ち上がることとなりました。 つきましては、領域の目標や各計画班の研究について皆様に紹介させて いただくとともに、1月末頃に文科省より公募案内予定の公募研究について、 あわせて紹介をさせていただく機会を設けることとしましたのでここにお知 らせします。 開催日時 ************** 2/2(火) 15:00-17:50@zoom ************** 公募研究のみならず、ご興味を持っていただける方すべての皆様と協働して 領域の目標に向かって研究をすすめていきたいと思っております。 接続先等ご連絡のために下記よりご登録をお願いします。 https://bit.ly/3ib34Hb 登録締め切りは【1/29(金)17:00】とさせていただきます。 皆様の積極的なご参加をお待ちしております。 なお、予定があわずに参加できない方のために、別途録画版の 閲覧も可能にできるようにする予定ですので、ご予定の合わない方でも ご興味をお持ちでしたらご登録ください。 質問事項がありましたら、事務局:nextac_admi@ml.riken.jp までお知らせください。 天文学・地球惑星科学・物理学・化学など広範な分野から、多様な手法で 領域の推進や拡大を一緒に進めてくださる方のご応募・ご参加をお待ちして おります。 どうぞよろしくお願いいたします。 総括班一同(代表:坂井南美) -------------以下プログラム------------- 2/2(火) 15:00-17:45@zoom 司会:橘 15:00-15:05 はじめに 15:05-15:30 領域紹介 15:30-17:35 各班計画紹介(各班25分) [計画紹介10分、関連公募研究内容について(5分)、議論(10分)] 17:35-17:45 全体質疑および今後のスケジュール ---------------------------------------- -------------以下、次世代アストロケミストリー概要------------- 【目的】 アルマ望遠鏡による観測と「はやぶさ2」サンプル分析を最先端分子科学で つなぎ、星・惑星系形成領域の化学的多様性の起源ならびに太陽系の物質的 起源の解明をめざします。 【手段および変革】 本領域は、天文学・地球惑星科学が物理学・化学分野と協働し、 中間温度(10-300 K)・中間密度(10^4-10^8 個cm-3)での化学反応の 素過程理解を基礎に、動的な惑星系形成過程における化学進化の解明を めざします。これにより、極低温極低密度など、限定した環境を主対象と してきた星間化学を変動する環境の化学へと変革します。 【計画研究】 ・A01観測班 「高感度・高分解能観測で探る惑星系形成領域の化学進化」 (代表:坂井 南美 [理研]) 惑星系が誕生する領域の化学的多様性の全貌を、物理状態を規定して空間的 に分解する観測で明らかにし、化学を軸に天体形成の歴史を再構築すること を目的としています。 ・A02分析班 「太陽系形成時の化学環境の解明」(代表:橘 省吾 [東大/JAXA]) 「はやぶさ2」が持ち帰る小惑星リュウグウ試料をはじめとする地球外物質 分析と再現実験から、太陽系の初期化学環境を解明し、惑星系形成領域で 観測される化学的多様性に太陽系を位置づけることを目的としています。 ・A03理論班 「気相・固相の反応素過程に基づく中間温度における分子進化モデル」 (代表:相川 祐理 [東大]) 星・惑星形成を伴う化学進化モデルに、量子化学計算や実験で得られる反応 素過程情報を取り入れ、惑星系形成領域の化学と太陽系の物質的起源を繋ぐ 基盤を構築することを目指します。 ・A04気相実験班 「先端ビーム制御による気相化学反応素過程の理解」 (代表:中野 祐司 [立教大]) 温度に敏感な中間温度域での気相反応ダイナミクスを精密に制御した相補的 な3つの実験(合流ビーム実験・イオン移動管実験・イオントラップ実験) により解明し、広範かつ変動する物理状態における気相反応の詳細を明らか にします。 ・A05表面実験班 「単分子表面分光手法を用いた塵表面における反応素過程の単一分子レベル 解明」(代表:今田 裕 [理研]) 最先端表面分子科学を天文学へ初めて応用し、温度変化を伴う惑星系形成 領域での原子・分子の塵表面での振る舞いを単一分子レベルで解明します。 以上です。宜しく御願い致します。 ********************************************************************* 分子科学会速報 発行:分子科学会 http://www.molsci.jp/index.html 速報投稿規程等は下記をご覧下さい。 http://www.molsci.jp/bulletin.html ********************************************************************* 弊社は真空機器の専門商社です。幅広い商品知識を持って御対応致します。 株式会社アイリン真空 http://www.ailin-va.com/ Mail:info@ailin-va.com TEL:052-401-2061(本社)048-769-7011(関東/営) *********************************************************************