[分子科学会速報25-056] ICMSQ2025参加登録5月15日締め切り!!

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[分子科学会速報25-056] ICMSQ2025参加登録5月15日締め切り!!
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速報発信者:宮坂等(東北大学)


ICMSQ2025参加登録5月15日締め切り!!

“1st International Conference on Molecular Spin Qubits
toward Quantum Computer and Sensors” (ICMSQ2025)

第1回量子コンピューターと量子センサーを指向した分子スピン量子ビットに
関する国際会議

日程:2025年6月7日(土)~10日(火)
会場:東北大学 金属材料研究所 講堂(2号館1階)
実行委員長:宮坂等(東北大学金研)
名誉実行委員長:山下正廣(東北大学金研)
事務局:速水真也(熊本大学先端科学)
    芥川智行(東北大学多元研)
    佐藤和信(大阪公立大学大学院理学)

国際アドバイザー:
Eugenio Coronado (University of Valencia, Spain)
Stephen Hill (Florida State University, USA)
Roberta Sessoli (University of Firenze, Italy)
Tadahiro Komeda (Tohoku University, Japan)
Song Gao (Sun Yat-Sen University, China)
Mario Ruben (KIT, Germany)
Richard Winpenny (University of Manchester, UK)
Danna Freedman (MIT, USA)
Wolfgang Wernsdorfer (KIT, Germany)
Andreas Heinrich (Center for Quantum Nanoscience, South Korea)
David D. Awschalom (University of Chicago, USA)
Talal Mallah (Universite Paris Saclay, France)

開催趣旨:
「近年、量子(Quantum)というキーワードは、量子コンピューター、量子セン
サー、量子通信、量子情報、量子暗号などへの展開が期待され、欧米や日本
や中国やインドでの科学技術政策の最重要課題となっている。古典的なビッ
ト(最小単位)は0と1の組み合わせ(2進法)からなっているが、量子ビッ
トは0と1の重ね合わせ(ψ = a|0> + b|1>)からなっている。2022年のノー
ベル物理学賞が「量子もつれの実験的検証」に与えられたが、これは量子ビ
ットや量子コンピューターに密接に関係している。量子コンピューターはこ
れまでに、米国、中国、日本の3台が稼働しているが、いずれも量子ビットは
超伝導ループを使っており、液体ヘリウムにつけておく必要がある。これま
で、量子ビットの候補としては、超伝導ループ以外にも光子や量子ドットや
ダイヤモンドの窒素欠陥などがあるが、いずれも長所や短所があり実用化に
はまだ問題点が多い。最近、分子スピン量子ビットを用いた研究が行われる
ようになり、次世代の量子ビットとして期待されている。その特徴は、(1)パ
ルスESRによりスピン位相制御可能、(2)電子スピンの高いスピン偏極、(3)分
子設計が容易、などである。しかし、問題点はスピン―スピン緩和時間 (T2)
が短いことである。境界条件は2T1>T2 (T1:スピンー格子緩和時間) である。
さらに、ほとんどのものが低温でしか、コヒーレンスが観測されないこと
である。したがって、T1とT2の両方を長くする必要があるし、室温でのコヒ
ーレンスを実現する必要がある。また最近、量子センサーが生態系の研究に
適用されるようになっており、室温での動作が大変重要となっている。
本会議においては、分子スピン量子ビット研究の世界の最前線の紹介と、今
後の将来展望について、この分野の世界中の中堅と若手研究者を一堂に招待
して、議論をする。」

詳細は以下のホームページをご覧ください。
参加登録書は下記ホームページからダウンロードしてください。
〆切:5月15日
https://sites.google.com/view/icmsq-2025


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分子科学会速報
発行:分子科学会
https://www.molsci.jp/
速報投稿規程等は下記をご覧下さい。
https://www.molsci.jp/activities/bulletin/regulation/
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